【第9回】おしゃれチョコ、ボンボンショコラ

【第9回】おしゃれチョコ、ボンボンショコラ

おしゃれなチョコレートの代名詞「ボンボンショコラ」ってどんなもの?皆さん知っていますか?実は、andewをつくっているショコラティエの最も得意なお菓子はボンボンショコラなんです!!

 

これまで、「名前は聞いたことあるけど...知らない」から、この記事を読んだ後には、自信をもってボンボンショコラについて語ってください。

ボンボンショコラ まるオレンジ

そもそもボンボンショコラって何?

 

ボンボンショコラとは、「ガナッシュなどをチョコレートでコーティング、包みこんだチョコレート菓子」です。ガナッシュとは、生チョコのようなチョコレートのことです。外側のチョコレートはパリッと、内側のチョコレートはなめらかに口の中でとろける1口で2度おいしいチョコレートです。このチョコレートは、表面がつややかで、芸術的!口に入れると濃厚な甘みとなめらかなくちどけが味わえます。

お店によって、なかに包み込むものはチョコレートだけでなく、ジャムやプラリネ、ギモーヴのところもあります。

ボンボンショコラ 四角

 

ボンボンショコラってどうやって作られる?

 

ボンボンショコラの作り方には主に2パターンあります。フランス式とベルギー式です。

・フランス式はチョコレートを上から流しかけ、コーティングする方法です。上からチョコレートを流し、かけることで、コーティングのチョコが薄めになります。チョコレートがうすからこそ、中身と外側のコーティングのチョコレートが繊細な味わいをつくりだします。チョコレートのカーテンをくぐらせることで、コーティングする機械を使うこともありますが、コーティングするところは、ショコラティエの腕の見せ所です!!

・ベルギー式は、型にチョコレートを流し入れ、型ごとひっくり返すことで、外側をつくります。その中に中身を流し入れることで製作する方法。そのため、フランス式よりも、外側のチョコレートが厚くなります。しかし、外側のチョコレートが出来ているので、内側に形の崩れやすいものや、柔らかいものを流し入れることが出来ます。そのため、フランス式よりも、いろいろな味のボンボンショコラをつくることが出来ます。型を使うことによって、フランス式よりも艶のあるチョコレートに仕上がります。

ボンボンショコラ ハート

ボンボンショコラの中身って?

 

これまで、説明してきたガナッシュに加え、プラリネ、キャラメル、キモーヴを入れることもあります。

ガナッシュとは、チョコレートと水分を乳化させたなめらかなクリームで、生チョコのようなチョコレートです。なめらかな舌触りで、濃厚な甘みを持つチョコレートをパリッとしたチョコレートで包むことで、濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。

プラリネとは、ナッツをキャラメルコーティングしたものをペースト状にしたものです。チョコレートの甘みと濃厚さにキャラメルとナッツの食感を追加します。しっとりとした舌触りでない、ザクザクとした食感を味わえます。甘さを抑えることが出来、しつこくない甘さをつくりだします。

キャラメルは、ベルギー式でよく使われます。トロッとした食感とチョコレートの中からあふれるチョコとは違う濃厚な甘さが癖になるチョコレートです。チョコレートの苦さが甘みをさらに引き立てます。

キモーヴは、フランス発祥の砂糖菓子の一つです。フルーツピューレを煮詰めて、ゼラチンを加え、泡立て、固めてつくったものです。

このようなものに加えて、ヌガー、ジャンドゥーヤなどお店ごとにいろんな組み合わせがあります。お店ごとの味の違い、豊富さについて食べ比べてみてください。

ボンボンショコラ まる 濃紺

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