【第13回】andewが1周年を迎えました

【第13回】andewが1周年を迎えました

世界一やさしいチョコレートandewが生まれて1年が経ちました。

 

ゼロからイチを生む

ついに世界一やさしいチョコレートが生まれて、1年が経ちました。

2020年5月、andewは小さな小さなブランドとして、生まれました。
当初は、自社の工房もなく、スタッフも今の半分で、僕はリリースの瞬間札幌の家で「買ってくれる人がいなかったら、どうしよう。。。」と震えながらPCをカタカタしていました。

思い返せば、このandewの構想を思いついたのは、2019年の2月。

着想を思いついたのは、もう2年以上前のことになります。
就活もしたことない、就職もしたことない、新規事業の立ち上げの仕方も一切わからない自分が、若さだけを武器にして、突っ走っていました。

東京のチョコレート専門店の店の入口に3時間立ち続け、どんなお客さんがくるのか、性別は、年齢は、服装は、誰と来てるのか、メモをしまくったりもしました。

そして東京に行っても、ホテルに泊まるお金ももったいないので、24時間のマックで100円のコーヒーだけ買って、朝までしのぐなんてことも何度もしました。

わからない、知らない、できないならとりあえずやってみる。そ
この精神は、僕の中にもともとあったのかもしれません。

最初は、チョコレートも自分で作りました。
もちろんチョコレートなんて難しいもの作ったことはありません。
でも、とにかく自分でやるしかない。

札幌のBean to Bar専門店さんのお力をお借りしながら、なんとか試作品を完成させ、クラウドファンディングをスタート。

そして、クラウドファンディングの半年後の2020年5月22日

僕たちは、世界一やさしいチョコレートを正式にリリースしました。

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リリース当時は、なんと正社員ゼロ、自社工房なし、お金なしの3拍子が揃った状態でした。

そして、トラブルの連続。
初めてお客様からお金をいただき、商品をお届けする日々。
お金をいただくというプレッシャー。
満足していただけるだろうかという不安。

Eコマースなので、お客様の顔を直接見ることができない不安の中で、それでも毎日頑張るしかありませんでした。

とにかく、毎日ひまさえあれば、パソコンを開き、遊びに行くこともなく、ずっと仕事をしていました。

見ていてくれる人はかならずいる。

そう信じてただひたすらに、なにかに追われているかのように、仕事をしました。

そして、札幌にいながら、お客様とどうやったらコミュニケーションをとることができるだろう。
医学生である僕がなぜ、チョコレートブランドを立ち上げようと思ったのか。
そこにある深いストーリーを伝えることが出来るだろうか。

そう思い始めたのインスタライブでした。
こんな僕の話なんてだれが聞いてくれるのだろうと当時は思っていました。

最初は当然0人。

でも、何度も何度も繰り返し同じ話を続けているうちにひとりふたりと増えていきました。

↓当時アップしたインスタライブの投稿は、3900回も再生していただきました。

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インスタライブのコメント欄で会話をし、その後のDMでもやりとりをさせていただき、andewのことをお客様とたくさん話せたことは本当に当時大きな財産になりました。

1年前から今でもずっとライブをみてくれている方もいらしゃるので、本当に嬉しい限りです。

そして、今までで1番大きなイベントだったのが、2020年の10月に行った渋谷PARCOさんでも単独ポップアップショップ。

僕は、はじめての人とお話すると極度に緊張するタイプなので(僕のことを知っている人はあまり信じてくれないと思いますが笑)、かなり大きな挑戦でした。

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実際にショップを開くと、
「インスタライブいつも見てます!」
「あああ!あのアカウントの方ですか!」
っていうのが、何回も起きて、初めてお会いするのに初めてではないような不思議な感覚になりました笑

たまたま大学の夏休み中だったので、僕も札幌から駆けつけましたが、本当に素敵な時間が溢れていました。

たまたま通りがかった人も、世界一やさしいってどういう意味?って聞いてくださって、

「実は僕は医学生で、皮膚難病の方のために作ったチョコレートなんです」とお伝えすると、

「そんなストーリーがあるんですね!ではおひとつください」
とおっしゃってくださる方もいらっしゃって、病気への理解も社会に広がっていくようで、数年後に医師となる人間としても、非常に嬉しい限りでした。

ひとりのブランドオーナーとして、全くの専門知識ゼロ、お金ほぼゼロの段階から、よくここまで来ることができたと思っています。

次に書きますが、もちろん僕だけの力ではありません。
優秀なスタッフがいてこその、この結果だと思っています。

ありがとう、優しいスタッフの仲間たち

現在、世界一やさしいチョコレートandewは、僕を含め6名のスタッフで運営しています。

札幌2名、東京2名、奈良1名、鳥取1名というなんともユニークな会社です。

基本はZoomとSlackのみでやりとりをしています。
そして、札幌のエンジニアくんを除いて、全員SNSもしくはWeb講演会経由でのジョインということで、なんとも今どきらしい会社です。

6名のうち、1名は僕たちの中で唯一の正社員です。

初めて彼をスカウトしたときの懐かしいDMがありました。

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#パティシエ #チョコレートでインスタを調べていて、直感的に「彼だ!」と思って、DMを送りました。
ちょうど彼も転職のタイミングだったようで、Zoomでお話をして、そのままジョインしていただくことに。
Zoomでしか会ったことないのに、よく入社してくれたと今でも本当に不思議に思います笑

今でも不思議だねえって彼とは話しています笑

画面越しにしか会っていないのに、よく僕のことを信じてくれたと思っています。

そして、その後、東京・奈良・鳥取のスタッフもインスタやWeb講演会を通して、一緒に仕事をしてくれることになりました。

実際に会わなくとも信頼関係は構築できる。

この事実は、僕の価値観を大きく変えてくれました。
彼らと、なにも無い更地のような状態から、少しづつ畑を耕すように、仕事をできていることを大変誇りに思います。

そして、札幌でたまに顔を合わせて、僕のことをフォローしてくれるエンジニアにもすごく感謝しています。
彼は夜中タイプなので、僕が朝起きると僕につなげるまでの作業が終わっており、朝僕が続けて作業するという、最高のコンビネーションにいつも助けられました。

組織の代表になって、感じたことは、人は無力であるということ。

誰かとともに成し遂げてこそ、価値のあるものを創造できる。

そう、強く、感じました。

最後に、僕がさきほどインスタのストーリーに投稿した画像をお届けして、終わりにしようと思います。

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2年目もどうぞ、世界一やさしいチョコレートandewをよろしくお願い致します!

 

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