食べることは、つながることだと思っている。

食べることは、つながることだと思っている。

チョコレートを作り始めたとき、僕が解決したかったのは、栄養の問題だけではありませんでした。

表皮水疱症の患者さんたちと出会って、最初に感じたのは、「食べられないこと」の孤独でした。

食べることができない人は、精神的に孤立しやすい。

これは、医学的な事実であると同時に、僕が実際に患者さんたちと話して感じたことでもあります。みんなでご飯を食べる。お菓子を分け合う。誰かと一緒においしいものを食べる。そういった「食の場」は、栄養補給の場であると同時に、コミュニケーションの場です。

でも、摂食困難な患者さんたちには、その場に参加することが難しい。エンシュア・リキッドやクリミールといった栄養補助食品は、命をつなぐためには必要不可欠です。でも、それを「一緒に食べよう」とはなかなかならない。

そこに、健常者と患者の間に、精神的な溝が生まれます。

あるとき、20代の女性のお客さまから、こんなメッセージをいただきました。

「もちろんです!同居してる固いものが食べられない祖父がいるので一緒に食べるつもりです」

このメッセージを読んで、僕は泣きそうになりました。

andewが目指していたのは、まさにこれでした。

病気がある人と、病気がない人が、同じチョコレートを一緒に食べる。その風景が生まれることで、テーブルを囲む輪に、摂食困難な人も加われる。孤独ではなくなる。

既存の栄養補助食品には、できていなかったことがありました。

それは、「病気を持っていない人も食べたいと感じる商品」であること。

栄養を届けることはできても、「一緒に食べたい」という気持ちを生み出すことは難しかった。患者さんのためだけの食品、という位置づけは、ときに当事者をより孤立させてしまうことがあります。

andewはチョコレートです。チョコレートであることに、深い意味があります。

チョコレートは、誰かに渡したくなる。誰かと分け合いたくなる。記念日に買いたくなる。もらうと嬉しくなる。そういう感情を自然に引き出す食べ物です。

だからこそ、チョコレートを選びました。

患者にプレゼントするだけではなく、病気がある人と病気がない人が同じチョコレートを一緒に食べる世界を創る。

それが、andewが本当に目指していることです。

食べることは、栄養を取ることだけじゃない。誰かとつながることで、孤独が和らぐ。チョコレートという形を通して、患者さんや高齢者の孤独感を少しでも解消できたら。

そう信じて、今日もandewを作り続けています。

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